十二地支と季節の変化
1年は12か月、地支は12文字なので、ちょうど対応します。月支の変化は次の表で表せます。
| 節気の期間 | 月支(月柱の地支) | 陽暦の目安 |
|---|---|---|
| 立春~啓蟄 | 寅月 | 2月ごろ |
| 啓蟄~清明 | 卯月 | 3月ごろ |
| 清明~立夏 | 辰月 | 4月ごろ |
| 立夏~芒種 | 巳月 | 5月ごろ |
| 芒種~小暑 | 午月 | 6月ごろ |
| 小暑~立秋 | 未月 | 7月ごろ |
| 立秋~白露 | 申月 | 8月ごろ |
| 白露~寒露 | 酉月 | 9月ごろ |
| 寒露~立冬 | 戌月 | 10月ごろ |
| 立冬~大雪 | 亥月 | 11月ごろ |
| 大雪~小寒 | 子月 | 12月ごろ |
| 小寒~立春 | 丑月 | 1月ごろ |
陽暦の各月と厳密には一致しませんが、おおよそ対応させることはできます。たとえば寅月は通常2月4日から3月4日ごろで、2月と捉えても大きなずれはありません。
月支の順序
一般的な十二地支は「子丑寅卯・辰巳午未・申酉戌亥」の順ですが、月支は「寅卯辰・巳午未・申酉戌・亥子丑」と並べます。1年が立春から始まり、最初の月が寅月だからです。
月支と季節
3文字ずつ区切ると、春・夏・秋・冬に対応します。
| 春 | 夏 | 秋 | 冬 |
|---|---|---|---|
| 寅卯辰 | 巳午未 | 申酉戌 | 亥子丑 |
丁亥万歳暦の表記法で示すと、次のようになります。

春を表す寅・卯・辰

寅と卯は木で、寅は陽木、卯は陰木です。辰は陽土です。季節の最後の文字が土であることに注目してください。
春は木の気を持ちます。木々や新芽が青々とした葉を出し始める季節なので、自然な対応でしょう。
夏を表す巳・午・未

巳と午は火で、この講座の区分では巳は陽火、午は陰火です。未は陰土で、やはり季節の最後は土です。
夏は火の気を持ちます。暑い夏が火に対応することも、自然に理解できるでしょう。
秋を表す申・酉・戌

申と酉は金で、申は陽金、酉は陰金です。戌は陽土で、最後の文字はやはり土です。
秋は金の気を持ちます。金属や岩の冷たくひんやりした性質を、秋に重ねて考えることができます。
冬を表す亥・子・丑

亥と子は水で、この講座の区分では亥は陽水、子は陰水です。丑は陰土で、ここでも最後は土です。
冬は水の気を持ちます。水は火の対極にある冷たい性質なので、冬に対応します。
季節の始まりを表す寅・巳・申・亥

各季節の始まりの寅・巳・申・亥には、生の気があるといいます。「生」は始まりを意味します。4文字すべてが陽の属性を持つ点にも注目してください。
季節の中心を表す卯・午・酉・子

各季節の中心の卯・午・酉・子には、旺の気があるといいます。「旺」は盛んであることを意味します。4文字すべてが陰の属性を持ちます。
季節の終わりを表す辰・未・戌・丑

各季節の最後の辰・未・戌・丑には、庫の気があるといいます。「庫」は埋もれる、沈み込むことを意味します。たとえば辰月は、春の気が埋もれ、沈静化する月です。
まとめ
今回の内容を整理しましょう。
- 月支は子丑寅卯・辰巳午未・申酉戌亥ではなく、寅卯辰・巳午未・申酉戌・亥子丑の順に並べます。
- 寅卯辰は春、巳午未は夏、申酉戌は秋、亥子丑は冬を表します。
- 寅・巳・申・亥は季節の始まりで、「始まる」という生の気を持ちます。
- 卯・午・酉・子は季節の中心で、「盛ん」という旺の気を持ちます。
- 辰・未・戌・丑は季節の終わりで、「埋もれる・沈む」という庫の気を持ちます。